大自然に身をゆだねて
熊野三山へと続く、いにしえの参詣道。
"五感"を刺激する川舟の旅。
三重と和歌山の県境に位置する聖地・熊野川。
晴天に恵まれ日差しは強いが、ひんやりとした川風のおかげで体感温度はそれほどでもない。行く手をさえぎるものは何もなく、
見上げると山の間から夏空がのぞいている。
川面に浮かぶ水鳥を横目に、ギシギシと音を立てながら進む一艘の木船。今でこそ川舟下りという観光スポットのひとつになっているが、元々、この熊野川は熊野詣の参詣道であり、川舟は重要な交通手段だったそうだ。
目を閉じ、眼前にひろがる川の揺らぎに身を任せて風に吹かれていると、まるで自分が悠久の大自然の一部になったかのような、そんな錯覚を覚える。「ここのすべてを“五感”で感じていただきたい」。途中、船頭さんが船のエンジンを止め、自慢の笛を披露してくれた。笛の音色は巨大な岩に反響しながらふくらみ、在りし日の風情と情緒を醸し出す。
最初は見上げるようだった山々がだんだん低くなるにつれ、川風に混じる潮の香りも濃くなってゆく。聞くと、この先はもう海だそうだ。見えない大海をからだで感じながら、 静かに近づく、旅の終わりを知る。
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ホテルハーヴェスト南紀田辺フロントスタッフの
オススメ周辺情報

【南紀大島とトルコの逸話】
1890年オスマン皇帝の特使を乗せて日本に派遣されたエルトゥールル号が、樫野埼灯台近くで座礁しました。これは587名もの犠牲者を出す大惨事でしたが、地元大島村(現串本町)の人々はトルコ人の遭難者を救助し、温かい対応を行いました。現在は親日国として有名なトルコですが、その始まりはこの出来事がきっかけになっています。先日の東日本大震災の時に、トルコ航空がいちはやく被災地支援を行ったのも、そういう歴史があってのことなんですね。
紀伊大島にはこの出来事を記念して建設された「トルコ記念館」や「トルコ軍艦遭難慰霊碑」もあり、橋杭岩、潮岬など美しい海の景観を見に、少し足を伸ばしてみるのにとてもオススメの場所です。
今回ご紹介したスポットとホテルの場所の地図、情報サイトをご紹介。
目の前に
、あの名シーン
物語の主人公は自分自身。
夏休みは家を飛び出し、名作の舞台へ。

伊豆を愛した旅人のひとりに、昭和の文豪・川端康成がいる。孤独感に苛まれる一高生と踊り子のふれあいを描いた青春小説『伊豆の踊り子』はあまりにも有名だ。
物語の冒頭に登場する、天城峠。この旧街道は現在、伊豆の踊り子歩道というハイキングコースになっており、今も当時と変わらぬ風景のなか、主人公たちの旅の足跡をたどることができる。
踊り子たちの後を急いで追う、「わたし」。
明治期に造られた旧天城トンネルのくだりは、自身の未来を予感させる重要なシーンとして描かれている。
「暗いトンネルにはいると、冷たいしずくがぽたぽた落ちていた。南伊豆の出口が前方に小さく明るんでいた」
目の前にひろがる、小説の風景。旅の主人公はほかでもない、あなた自身だ。
アロマとみかんの可能性
三ケ日みかんのアロマで気分爽快!
みかんの名産地による、新しい試み。

柑橘栽培200年の歴史と奥浜名湖の温暖な気候風土が育んだ「三ケ日みかん」をご存知だろうか。地元と関東でしか流通されないために知名度こそ低いが、有田や愛媛と並ぶ日本有数の名産地であり、高い技術と経験に裏打ちされたプレミアムな味わいが特長だ。
その産地である三ケ日町ではこの度、三ケ日みかんの魅力をひろめるべく、毎年5月に満開を迎えるみかんの花の“アロマ”に注目。抽出されるアロマには高いリフレッシュ効果があり、珍しい国産アロマオイルとしての商品開発も視野に入れている。
食べるだけじゃない。甘く爽やかなアロマとともにひろがる、三ケ日みかんの可能性。夏の太陽の下、すくすくと成長中だ。
夜空に
、美しき花々の競演
きっと忘れられない夏になる。
記憶に残る、海辺の花火大会。

この気持ちの高まりはいくつになっても。そうだ、変わらない。心震わす轟音、そして夏の夜空一面にひろがる、色とりどりの“花火”。海風にのって運ばれてくる火薬の匂いが、幼い頃の記憶を呼び覚ます。
毎年、嗜好を凝らした花火大会が開催される伊東温泉。伊豆でも最大級のスケールを誇る「按針祭 海の花火大会」や「夢花火」など、今年も沢山の大会が予定されている。なかでも特に美しいとされるのが、海で打ち上げられる「熱海海上花火大会」だ。漆黒の海に映る、もうひとつの花。色を変えながらユラユラと揺れる様はとても幻想的で、伊東の自然と花火が織り成す、ひとつの作品のよう。
忘れられない夏。「来年もまた、来ようね」。 その一言が、聞きたくて。
- ホテルハーヴェスト 日本季節の特集ページ
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- 2011.12月Vol.3 とびだす、日本 冬
- 2012.10月Vol.2 みつける、日本 秋
- 2012.7月Vol.1 みつける、日本 秋



















